９０００年以上前と推定されるある日を境に、
穀物を食べない狩猟民族の侵略が世界中で始まりました。
女神像をたくさん残し、女神崇拝の母系制社会だった
ヨーロッパと小アジアは、
６０００年前頃から５０００年前頃までの３回に渡る大規模な
家父長制の好戦的遊牧民族クルガン人の侵略によって
すっかり変わってしまったのです。
４０００年前に、青銅の武器を携えて北方からやってきたアカイア人、
継いで、鉄の武器を使う残忍なドーリア人に侵略されました。
「戦の神」を崇める種族に侵略される前の新石器時代以前
ギリシャには、農耕で平和に暮らす黄金の種族が住んでいた
という伝説があります。
クレタ島はアカイア人に支配される３１００年前まで、
ミノア文明という女王に導かれた独自の文明を謳歌していた。
戦いを知らない調和に満ちた母系社会だったそうです。
つづく
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